高輝度LEDの市場・用途拡大に対応
高屈折率のLED用低硬度エラストマー・ゲル封止材3製品 3月上旬発売
〜高屈折タイプの製品が低硬度から高硬度までフルラインナップ〜
東レ・ダウコーニング株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役会長兼社長:小林 愈)は、高輝度LEDの需要拡大に対応し、高屈折率で低硬度の2液性LED用封止材3製品 Dow Corning Toray OE−6550、Dow Corning Toray OE−6520、Dow Corning Toray OE−6450(以下それぞれOE−6550、OE−6520、OE−6450と表記)を3月上旬から発売する。
東レ・ダウコーニングでは、高輝度LEDの市場・用途の拡大に対応して、高屈折率の高硬度レジン封止材、標準屈折率の高硬度エラストマー封止材と、積極的に市場投入を続けてきたが、今回の高屈折率の低硬度エラストマー及びゲル封止材の投入で、LED用封止材の製品ラインアップが幅広く整うことになり、LEDパッケージの封止性能や光取り出し効率の向上などの様々なニーズに広く対応できるようになった。
■背景 〜屈折率と硬度の2軸で製品を開発・展開〜
従来LEDの封止材にはエポキシなどの有機樹脂が主に用いられていたが、近年、LEDの高輝度化が進むにつれて、熱安定性が高く、光取り出し効率の向上に寄与する透明シリコーン封止材の需要が高まっている。
図(1)封止材層のみのLEDパッケージ
図(2)レンズを使用するLEDパッケージ
*関連資料参照
LEDパッケージのデザインにより、LEDチップの封止材料に求められる機能は多種多様である。一般的に、レンズと封止材を一層にしたタイプ(1)は、生産工程上の扱いやすさ改善のためべたつきが少なく堅牢な表面を確保できる硬い材料が求められる。一方、表面にレンズなどを使用するタイプ(2)は、チップの保護層として使用する封止材には適度な柔軟性を要求される。また、光取り出し効率を高めるために屈折率の高い材料が求められるケースも増えてきている。
こうしたニーズに応えるために、東レ・ダウコーニングでは高屈折率で低硬度から中硬度のエラストマー及び、さらに柔らかいゲル製品を今回開発し、高屈折率タイプの封止材の製品群を取り揃えた。
高屈折率タイプ・エラストマーの耐熱性(光透過率150℃)
高屈折率タイプ・エラストマーの耐熱性(硬さ変化/150℃)
*関連資料参照
これにより、「高屈折率タイプ」、「標準屈折率タイプ」それぞれに、「硬くてべたつきが比較的少ない製品群」と「柔らかくて応力緩和性(※1)に富んだ製品群」が揃うことになる。
今後は、LEDのさらなるハイパワー化に対応する製品、LEDパッケージの一括封止やオーバーモールド(※2)など、生産性の向上に大きく寄与する製品について、引き続き開発を進めてゆく。
※1 応力緩和性:周りの部材が膨張・収縮した場合にその力を自己吸収する柔軟性
※2 オーバーモールド:封止とパッケージ、封止とレンズ層を、一括で行う成形手法
*参考図は関連資料参照
■特長
・OE−6550:屈折率 1.53、JIS−タイプ A50度の高屈折率・中硬度のエラストマー
・OE−6520:屈折率 1.53、JISタイプ A25度の低粘度・高屈折率・低硬度のエラストマー
・OE−6450:屈折率 1.53、高屈折率ゲル
LED用封止材のプロダクトライン
*関連資料参照
■参考:高輝度LEDの市場について
米国の調査会社Strategies Unlimitedによる世界の高輝度LEDの市場とその用途の調査・予測(2005年発表)によると、シリコーン封止材の需要が高い高輝度LEDの需要は年々増加しており、用途としては携帯電話のバックライト用途が最も大きく、2005年時点で全体の半分以上を占めている。この用途の絶対量は今後数年あまり変わらないが、LCDディスプレイのバックライト光源の潜在需要は大きく、市場全体の拡大にも寄与すると予測されている。次いで一般照明、自動車用途の需要の伸びも大きいと予測されている。
■東レ・ダウコーニング株式会社について
1966年、高分子化学のパイオニアである東レと、世界のシリコーン技術革新をリードするダウコーニング社の合弁により事業を開始。2005年4月にはダウコーニングアジア株式会社と事業統合。膨大な研究蓄積を基盤に、最新かつマーケットニーズに即応したシリコーンを中心とした機能性素材の開発を行ない、さらに顧客企業のグローバル化に呼応して、ダウコーニングとの協力体制のもと世界各所において製品および関連サービスを供給しています。
現在、ダウコーニングは世界で2万5千を超す顧客企業に対応、7千以上の製品およびサービスを提供する、ケイ素関連技術とその革新のグローバル・リーダーです。ダウコーニングは、年間売上の半分以上を米国以外の市場から得ております。
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テクニカルインフォメーションセンター Tel.0120−77−6278
*図、表などは関連資料を参照してください。