ISID、ブリュエル・ケアー社製の音響振動実験解析システムPULSEの販売開始
〜子会社エステックのコンサルティング・サービスと連携しソリューションを強化〜
株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、資本金:81億8,050万円、代表取締役社長:水野 紘一、以下ISID)は、世界的な計測機器メーカーであるブリュエル・ケアー社が提供する、音響振動実験解析システムPULSE(パルス)の国内での販売を開始します。同社の日本組織であるスペクトリス株式会社ブリュエル・ケアー事業部(以下BKジャパン)と販売提携契約を締結し、4月1日から販売を開始します。ISIDの子会社であり、製造業向け実験・解析コンサルティング・サービスを提供する株式会社エステック(以下エステック)との連携により、多くのものづくり企業の命題である振動騒音の問題解決を、総合的に支援するソリューションを提供してまいります。
■背景
鉄道や航空機から、自動車、電機精密機器、OA機器にいたるまで、あらゆる機械製品において、「防振性(稼働時の振動を抑えること)」と「静粛性」は重要な性能の一つです。高機能化、軽量化、低価格化あるいは環境対応など、ものづくりに求められる要件が目まぐるしく変化するなかで、製品開発の現場では、常に振動騒音の特性を十分に考慮する必要があります。また振動騒音の特性は耐久性にも大きく関わるため、製品の信頼性、ひいては企業のブランドイメージを維持向上するうえでも、重要な要素となります。
ISIDは、設立以来約30年にわたり、日本の製造業の開発力強化をテーマに、製品開発・設計分野のソリューションを提供してまいりました。また日産自動車の車両開発技術者をコアメンバーに据えて設立されたエステックは、製造業向けに実験と解析を一元化したコンサルティング・サービスを提供しており、ブリュエル・ケアー社の計測機器をこれまで多数導入し実験計測業務で利用しています。両社およびBKジャパンが連携して、最先端の音響振動実験解析システムであるPULSEを国内で提供することにより、製造業における振動騒音の問題解決を総合的に支援してまいります。
■販売・サポート体制
ISIDはエステック、BKジャパンとの連携により、PULSEの販売・導入サポートを提供するとともに製品開発プロジェクトや技術構築を支援するコンサルティング・サービスを提供します。3社による販売・サポート体制は以下のとおりです。
●ISIDは、音響振動実験解析システムPULSEの販売・導入サポートを行います。また製品開発プロジェクトや技術構築を支援するコンサルティング・サービスを提供します。
●エステックは実験と解析を一元化した振動騒音コンサルティング・サービスを提供します。またブリュエル・ケアー社の最新製品をコンサルティングのツールに取り入れ、最先端技術による振動騒音の問題解決を提案します。
●BKジャパンは、ISID及びエステックへブリュエル・ケアー社製品の最新情報の提供および評価用製品の提供を行います。
なおISIDのPULSE販売開始とともに、エステックとBKジャパンは業務提携を行い、3社間の相互協調体制を構築します。
■PULSEの特長
PULSEは機械系製品の振動騒音実験の信号計測(※1)、信号ポスト処理(※2)、モーダル解析(※3)を実施するためのシステムで、信号計測ソフトウェアPULSE Labshop、信号ポスト処理/モーダル解析ソフトウェアPULSE Reflex、およびフロントエンドハードウェアで構成されます。PULSEは製品の複雑な振動特性を正確に把握し、防振、騒音低減、疲労耐久性向上などの製品性能を改善するための設計検討のツールとして活用することができます。
PULSEのソフトウェアは、直感的なユーザインターフェース、大規模データを高速に処理し管理する機能、1つの信号について複数の解析を同時に実行する機能、高精度な実験モーダル解析機能、様々なファイルフォーマットに対応した入出力機能などが実装されており、熟練者でなくとも振動騒音の実験解析を容易に実施することを可能にします。
PULSEのフロントエンドハードウェアは、業界最高水準の技術を結集した高機能かつ堅牢な音響振動計測器であり、ブリュエル・ケアー社が独自開発したDyn−X(※4)テクノロジーが採用されており、今まで計測のために必要不可欠であった、レンジ調節や予備測定は不要となり、オーバーロードやアンダーレンジの無い測定を迅速かつ正確に実施することを可能にします。
また用途別のモジュールが多数用意されており、目的や実験環境の変化に応じて、モジュールを追加していくことが可能です。
<音響振動実験解析システムPULSE>
*添付の関連資料を参照
■提供価格
PULSE ソフトウェアのライセンス価格は、以下のとおりです。
・信号計測PULSE Labshop 127.5万円(税抜)から
・信号ポスト処理/モーダル解析PULSE Reflex 161万円(同)から
※1 信号計測:センサーから出力されるアナログ信号を、フロントエンドハードウェアを使用してデジタルデータに変換し保存するプロセス。必要に応じて演算処理および信号調整が同時に行なわれる。
※2 信号ポスト処理:保存されている時間軸のデジタルデータに対して演算処理を行い、分析評価が可能な物理特性値に変換し表示するプロセス。
※3 モーダル解析:信号計測やポスト処理によって得られた関数データ(周波数応答関数)から、構造物固有の振動特性(モーダルパラメータ)を算出するプロセス。
※4 Dyn−X:Dynamics−Extremeの略であり、2つの24−bit A/Dコンバータを並列使用することでトランスデューサに匹敵するダイナミックレンジを実現。(ブロードバンドで125dB、ナローバンドで160dBの計測ダイナミックレンジを実現)
<ご参考資料>
*添付の関連資料を参照