回収作業と廃プラ処理費用の削減により、トータルコストを低減する
農業用生分解性マルチフィルム「カエルーチ(TM)」を発売
MKVドリーム株式会社(本社:東京都中央区 社長:荻原 勝年)は、回収作業費と使用済みフィルムの処理費用の削減により、トータルコストを低減することができる普及価格タイプの生分解性マルチフィルム「カエルーチ(TM)」を本年4月1日に発売します。
マルチフィルムとは、畑(地表)の乾燥防止、雑草抑制、温度調整などのために畑に張る農業用フィルムで、レタスやトウモロコシ、カボチャ、大根、タマネギなど様々な野菜の栽培に用いられています。原料は主にポリエチレンが使用されていますが、近年では自然環境下で分解される生分解性樹脂を用いたものも販売されています。しかし、生分解性マルチフィルムは、ポリエチレン製マルチフィルムと比べて価格が3〜4倍と高く、全体での使用比率は3%程度と、広く普及していないのが現状です。
当社は、農業用ビニルフィルム(農ビ)、ポリオレフィン系フィルム(農PO)及びポリエチレン製マルチフィルム(農ポリマルチ)を製造する国内唯一のメーカーとして、剥ぎ取り(回収)作業が不要で、かつ廃プラ処理が不要な生分解性マルチフィルムを、生産者と地球環境に配慮された資材と位置づけ、その製品開発に鋭意取り組んでまいりました。
新製品の「カエルーチ(TM)」は、主原料の生分解性樹脂に三菱化学社の「GS Pla」を採用し、当社の加工技術により歩留まりを改善し、品質を保持しつつコスト削減を実現しました。価格は一般のポリエチレン製に比べて割高になるものの、剥ぎ取りや片付けといった回収作業が不要となり、使用済みフィルムの処理にかかる費用も発生しないため、生産者のトータルコストを低減することができます。また、農機による展張も簡単に行え、作物の生育中は通常のマルチフィルムとほぼ同等の機能を有しますが、収穫期となる3〜5ヶ月後には、土壌中の微生物により分解が始まり、収穫後は作物残渣と共に土中に鋤き込んでおけば、やがて水と炭酸ガスに分解します。このため、使用後のマルチフィルム回収に手間がかかるトウモロコシやキャベツ、ブロッコリー、レタス、白菜、カボチャ、大根、タマネギ、イモ類などの栽培に特にお奨めです。
当社は、農業用フィルムを中心とした農業資材事業に加え、養液栽培システムと補光資材を使った太陽光利用型植物工場の事業化など、ハードとソフトを組み合わせたソリューションビジネスを展開しております。今後も、農業に携わる生産者に役立つ新商品の開発を加速させ、その事業の拡大・成長を目指してまいります。
※「GS Pla」は三菱化学株式会社の登録商標です。
<特徴>
1)ロータリーで鋤き込むだけなので、剥ぎ取り作業が不要で省力化されます。
2)収穫から次の定植までの期間を短縮でき、生産性の向上につながります。
3)使用済みフィルムの廃棄処理が不要となり、廃棄物を大幅に削減できます。
4)安定した強度を有し、マルチャーなどの機械展張が可能です。
5)土中の微生物により水と二酸化炭素に分解されるため、環境に配慮した商品です。
<商品規格>
色:黒、透明
幅:95、135、150cmの3タイプ
長さ:200mと400m
※有孔品もあります。
※全て受注生産による一括納入が前提となります。
<写真>
農機で展張する生分解性マルチフィルム/鋤き込み作業
*添付の関連資料を参照